この度、株式会社ロッテホールディングス様より、資料作成講座への登壇をご依頼いただきました。
株式会社ロッテホールディングス様では、社員のステージに応じたキャリアアップを支援されており、その一つとしてオンライン上で参加できる学びの場「ロッテノベーションカレッジ」を開講されています。
※ロッテノベーション…「ロッテ」と「イノベーション」を合わせた造語で、常に新たな価値を求め、創造する姿勢を指す。
ご依頼の目的
ロッテノベーションカレッジ参加者の自己啓発の促進
支援内容
手挙げ式で集まった40名(募集枠満員)を対象に以下を実施
テキストを構造化し、適切な図解に落とし込むプロセスのインプット
研修内でのリアルタイム添削
成果
実務につながる学習機会を提供し、従業員の主体的な学び意欲を高めた
ジャンルを問わず幅広く学べるロッテノベーションカレッジ。
そこでなぜシリョサクにご相談いただいたのか、また参加者の反応はどうだったか。プロジェクトの背景から終了後までのお話を伺いました。
-今回ご一緒させていただいた人事部人材開発課の皆さまは、普段どのようなお仕事をされているのでしょうか。
皆川 私たちは社員の自己啓発の促進のため、社内研修を企画・運営しています。これにより社員の個の力を向上させていくこと、そして会社の持続的な成長につなげていくことがミッションです。
数年前からは手挙げ式の研修「ロッテノベーションカレッジ」を開講し、年間10~15件ほどのコンテンツを提供しています。弊社で実施しているすべての研修をあわせると、年間約200件ほどです。
-具体的にはどのようなテーマのコンテンツを提供されていますか。
皆川 コーチングやファシリテーションのようなスキルを上げるものから、褒める力を磨くもの、またレジリエンスなどの心理学的なものまで幅広く取り扱っています。
成長意欲をもって自ら手を挙げて参加してくださっているので、その期待に応えられるよう、バリエーションを増やしています。
-その中で今回シリョサクにお声がけいただいたのはどのような経緯からだったのでしょうか。
皆川 ともに研修を企画している担当者が、豊間根さんの名前を挙げてくれたことがきっかけです。
もともとロッテノベーションカレッジの参加者アンケートでも資料作成スキルに興味を持ってくれている人は非常に多かったですし、実務で資料作成をする部署からは「フォーマットがあるのにわかりやすい資料が作れない」という悩みも聞いていたので、資料作成講座は候補としてありました。
そこに、Schooで豊間根さんを知った担当者が「資料作成の講座であれば、豊間根さんに登壇してもらいたい」「豊間根さんの授業は特に腹落ちする」と熱く提案してくれたので、シリョサクさんに問い合わせることになりました。
-資料作成なら、と豊間根の名前を挙げていただけて嬉しいです。
-今回のプロジェクトを進めていく中で、印象に残ったことはありますか?
大島 中村さんをはじめ、シリョサクさんのレスポンスが速い上に丁寧だったことが印象的です。
例えば、打ち合わせで見せていただいた資料には、私たちを含めた事務局の次のアクションを明記してくださっていたので、やるべきことを考えずとも自身のタスクが把握できて助かりました。
-シリョサクではよく「ネクストアクション」というワードが聞かれ、議事録のテンプレートにも欄が設けられています。
会議内で次のアクションを確認し、会議終了直後から自然と動けるのでおすすめです。
大島 また、豊間根さんの講座中は、中村さんが天の声としてGoogleMeetチャット欄でサポートされていたので、講師・参加者がオンラインであっても、双方向でコミュニケーションが取れる一体感のある研修だと感じました。
皆川 われわれ事務局側が安心できる研修って、一つの強みだと思います。そういった心理的な面でもシリョサクさんにお願いしてよかったです。
-私たちも研修を提供する立場として、ロッテホールディングスさんが用意されていた受講者アンケートから学ぶことが多くありました。こちらこそご一緒できてよかったです。
大島 受講者アンケートと言えば、回答結果に驚きました。
事前にシリョサクTV(シリョサクが運営するYouTubeチャンネル)も拝見していて、きっと満足度の高い研修になるんだろうなと期待はしていましたが、実際の受講者アンケートでも満足度・理解度が平均して高かったので驚かされました。
それに加えて実践度も高かったですね。実務へ活かそうと熱意あるコメントも届き、運営側としても満足しています。
-どれだけいい学びを吸収しても、それを実務へ転用することは簡単ではないので、その点を評価していただけて嬉しいです。
-今回の講座では、シリョサクでも初の試みとなるリアルタイム添削を盛り込みました。予想をはるかに超える提出数に、ロッテグループの皆さまの学習意欲の高さを感じました。
皆川 若手社員の参加が多いかと思いきや、中堅社員も参加してくれていて意外でしたね。
後輩・部下が増えてくると添削してもらえる機会は減少しやすいですから、そういった機会を創出できたという意味でも企画した甲斐がありました。
-他の企業様でも管理職の方から「いまさら人に聞けない」「誰も指摘してくれない」といった声が多く聞かれます。研修内の添削は、そのようなお悩みをクリアにできるいい機会ですね。
大島 オンライン研修は一方向になりやすいですが、今回はリアルタイムで添削していただいたこともあり、双方向のコミュニケーションが活発になりました。
コミュニケーションが取れたことで、より深く学べた参加者も多かったと思います。
皆川 全国各地に勤める社員に首都圏まで来てもらうことが大変な分、あのクオリティの研修をオンラインで届けられて助かりました。
参加者の声
見やすい資料を作るには構造化が重要なのだと気づかされました。
資料の色使いで迷うことが多かったので、迷うこと自体が無駄だとハッキリ言っていただけてすっきりしました。
提案資料に限らず、いつどんな時でも活用できそうな学びがありました。
実践型の研修だったので、Before・Afterの変化をリアルタイムで感じられました。
今までチャットでリアクションを求められる研修があまりなかったので、今回は他の参加者の理解度が自分と同じかどうか確認しながら参加でき、新鮮に感じました。
ワークの時間を長く取っていただけたので、納得のいく作業ができました。その場で添削していただけたのも嬉しかったです。
皆川 一点だけ後悔したのは、録画ですね…。
今回の講座をロッテノベーションカレッジで案内した際、「シリョサクTVの視聴者です!」「豊間根さんの本を買って読んでいます!」と反響が大きく、応募数は募集枠満員に達しました。
中には応募に間に合わなかったり、業務都合でどうしても時間が合わなかったりして参加できなかった社員もきっといました。そういった社員のために録画をお願いすればよかったです。
-おっしゃる通り、資料作成を学びたい方は他にもいらっしゃったかもしれません。
リアルタイムで受講した方がより一層学びになるような研修を目指して設計していますが、そう言っていただけるほど評価していただけてありがたいです。
-ロッテノベーションカレッジの今後についてお聞かせください。
皆川 今回は資料作成の中でも図解を中心に取り扱いましたが、資料作成に付随するようなテーマ、例えば資料に落とし込む前段階の構成づくりについても講座を開けないかと検討中です。
積極的に意欲を示してくれる社員はもちろん、静かに闘志を燃やしている社員もいるはずですから、より多くの社員の成長をサポートできるよう企画していきます。
-シリョサクは一般的なPowerPoint研修と異なり、PowerPointを触る前の資料の構成づくりを特に重要視しています。構成力・思考力を鍛える研修もご用意しているので、ぜひまたご一緒させてください。
(撮影/阿久津勇太郎 取材・文・編集/中村 麻里奈)
うねりは、企業活動における言語化・アウトプットを支援するクリエイティブカンパニーです。
組織の成果創出にお悩みでしたら、ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。