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「AIの時代だからこそ、人間の伝える力が重要だ」という話を大手IT企業の社内勉強会でしてきました。

「AIの時代だからこそ、人間の伝える力が重要だ」という話を大手IT企業の社内勉強会でしてきました。

2026年2月6日、日本マイクロソフト株式会社の社内勉強会に、うねり株式会社代表の豊間根青地が登壇しました。

テーマはAI時代の『伝える力』。AIがこれだけ話題になっている時代に、あえて人と人とのコミュニケーションを問い直す内容です。オンラインと対面のハイブリッド形式で、Microsoft社員のみなさん約200名にご参加いただきました。


こんな話をしました

① そもそも、なぜビジュアルが重要なのか

資料作成は、一般的にスライドを作る作業だと思われがちです。

でも実際には、目的を決め、論点を設計し、情報を集め、分析し、言語化して、はじめて目に見える形にする工程にたどり着きます。資料作成が難しいのは、スライドを作る前後に、目に見えない多くの工程が隠れているからです。

この話を踏まえて、なぜビジュアルで伝えることが重要なのかを解説しました。

人間は本質的に視覚優位な生き物で、情報を図や構造として捉えることで、格段に理解が速くなります。たとえば「カツカレーはトンカツとカレーを組み合わせた最強のメニューだ」という文章も、図にした瞬間に一目で伝わります。ビジュアルは伝える速さを根本から変える力を持っています。

さらに、図解の本質は『図を作ること』ではなく『構造で捉えること』だという話もしました。頭の中で理解した構造を図に書き出す——この順番が大事で、構造さえ捉えられていれば、図解はむしろ簡単です。逆に言えば、構造が捉えられていない情報をいくら図にしようとしても、伝わる図にはなりません。


② AIは『入社1日目の中途社員』だと思うべし

AI関連のツールが次々と登場するなか、「AIに資料を全部作ってもらえばいいのでは?」と考える方も増えています。でも、そこには大きな落とし穴があります。

豊間根がおすすめするAIとの付き合い方は、『AIを入社1日目の中途社員だと思う』ことです。

入社1日目の中途社員は、一般的な知識やスキルはある一方で、あなたの会社や業界特有の事情は分かりません。だから「例の会議の資料、よろしくね」という丸投げはうまくいきません。「この資料を、この目的で、この相手に向けて作ってください」と、必要な情報と意図をちゃんと渡すことが大事だというのが、豊間根が実際にAIと仕事をしてきた中でたどり着いた実感です。

もう一つ、AIについて大事なことがあります。AIは『自分でも作れる人が近道をするための道具』だということです。完成形をイメージできない人がAIに任せると、何かできあがるけれど、それが良いかどうかも判断できないという状況になりがちです。AIが当たり前になるからこそ、『伝える力』の土台を自分で持っておくことがますます重要になってくる、という話をしました。


③ ライブデモ:各AIツールの"正直な評価"と”活用のご提案”をその場で

講演の後半は、スライド作成における各AIツールの特徴を比較しながら、実際にその場でデモを行いました。

Copilotを中心に、他生成AIツールとの比較や、現時点での限界も率直にお伝えしました。資料作成能力においてはまだ伸びしろのあるCopilotですが、『大きな組織内で共通のコンテクストを持つ』ことに関しては圧倒的な力を発揮します。

あえてCopilotの現時点での限界にも踏み込み、他ツールと比較した際の弱点まで率直に指摘。そのうえで、ビジネスでCopilotをどう活用すべきかというリアルなアプローチを提案しました。


おわりに

AIが当たり前になった今も、人と人とのコミュニケーション課題は普遍的に存在しています。むしろ、AIが広まるほど、何を、誰に、どう伝えるかを考える力の価値が上がっていくとすら思っています。

AIを誰よりもよく知るMicrosoftの社員のみなさんが、「伝える力」の本質的な話に真剣に耳を傾けてくださったこと。それ自体が、その証明だったように思います。

うねりでは、企業・団体向けの講演・研修のご依頼をお受けしています。「AI時代の伝える力」「資料作成の本質」「ビジュアルコミュニケーション」など、テーマはご相談のうえ柔軟に対応可能です。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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